2005-02-22から1日間の記事一覧

旧ブログ転載](2004/5/6)

この映画で、チャプリンが演じているのは浮浪者である。盲目の花屋の娘が、ふとした偶然から、この浮浪者を大金持ちの男と勘違いしてしまう。浮浪者は、この少女の誤った同一視をそのまま引き受け、何とか本物の金持ちから手術に必要な金をせしめて、少女に…

旧ブログより転載(2004/5/6)

『文明の内なる衝突』は、男と女の物語、良質な「恋愛小説」を読了した不思議な感覚があります。 “ジジェク”(『汝の症候を楽しめ』)の問い、「浮浪者(街の灯のチャップリン)は、健康を回復した少女をなお愛することができるか?」と問う。大澤さんの問題…

♪戦慄/感じる/匿名性

前日のエントリーを親記事にしてコメントが長く、深くなりました。とても重要なやりとりで、それこそ、螺旋階段を登って、ふと、大木になる果実が手を伸ばせばもぎ取ることが可能な接近が、ここにあると、ヘンな予感がしますので、コメントの後半部分を親記…

脱中心化、脱主体化