2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

安心/安全/暴力

◆kingさんから、『安心のファシズム』スレにコメントがありましたが、bk1の書評投稿で五十嵐太郎の『過防衛都市』をワン・ステップにして、三段跳びで、三冊同時レビューアップという離れ業を演じました。連作書評とも言うべきプレゼンスで、三冊を貫…

キャラ立ち

◆“いずみさん”からの情報ですが、『ハローキティ誕生30周年記念』が開催されているらしい。 ★六本木ヒルズ52階★ラフォーレ原宿6階で7/31〜8/29まで、 キャラとして老若男女を問わず。萌えさせたキティの魅力は考現学としても面白いが、驚くべき…

水森亜土「キャラ文化の母」

◆キティちゃんが誕生して三十周年で、原宿、六本木で夏休み期間中、記念催事を行っているらしい。キャラクタービジネスは二兆円を超えたビジネスに成長している。出版業界全体の売上げに拮抗している。「ハローキティ」のキャラで付加価値をつけられた商品は…

原爆の日

◆「原爆の日」の今日、全国紙のヘッドラインは来年五月に国連本部で「原爆展」を開催する予定と報じた。原爆展を巡っては被爆五十年にあたる95年、ワシントンのスミソニアン航空博物館が、広島に原爆を投下した爆撃機エノラゲイと原爆展を併設展示しようと…

[戦艦大和ノ最期

◆今朝、毎日新聞を覗くと呉市で来春『大和ミュージアム』開館とある。元戦艦大和乗組員、景山崇人さんが(80)が資料提供したらしい。今春、『熱い書評から親しむ感動の名著』(すばる舎)という本が出版され、ぼくは別段、かような動きを知らなかったが、…

寺山修司「虚空を未だに走り続け、飛び続けている」

◆ムッシュー寺山は若い人達に受け継がれている数少ない詩人の一人でしょう。いや、詩人という肩書きも彼には狭すぎるかもしれない。劇団、短歌、俳句、映画、など好奇心と欲望の赴くまま表現活動を全開に疾走した。 歴史は嘘、去ってゆくものはみんな嘘、そ…

茂木健一郎「脳の冒険家」

◆モギケンイチローは、ある日、ココロのリングを不思議と思った。「ぼくはぼくであることはどうして?」、この世界の豊穣さに想いを馳せた。1000億の神経細胞がざわめく。その関係性の深い森に分け入ろうと、決心した。彼のお供は小人の“ホムンクルス”と…

宇野亜喜良/寺山修司

◆毎日新聞(6月2日付)によれば、新書館の「フォア・レディース」シリーズのうち、寺山修司と宇野亞喜良のコンビによる『ひとりぼっちのあなたに』『さよならの城』『はだしの恋唄』が三冊セットで復刊(3990円)。オリジナル版の編集者だった内藤三津子さん…

高田渡

◆映画『タカダワタル的』を観ました。まさに笑劇と言うか古典落語の世界でした。テアトル梅田も寄席の雰囲気になりました。ファーストシーンで、楽屋の高田渡が舞台に出る時間になり、スタッフに促されて、よっこらそと、立ち上がり、眼鏡を探す。ありまへん…

小倉千加子「大阪のおかん」

フェミニスト小倉千加子というレッテルは相応しくないかもしれない。と言っても、ぼく自身、“フェミニスト”を定義づけられていない。だから、フェミニズムを前提に置いた公開のBBSでも、それについてカキコすると、時々、予想のつかない反応がある。時と…