哲学・思想

東浩紀×宇野常寛

何となく聴き始めたら、夜更かししてしまった。おやすみ♪ おはよう♪ 宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』で一番、面白かったのは、テレビドラマ評論でした。 ほとんど、テレビドラマを見る習慣がなかったけれど、本書を切っ掛けに、 木皿泉を知り、DVDをレンタル…

世代論を越えて

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)作者: 湯浅誠出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/04/22メディア: 新書購入: 45人 クリック: 434回この商品を含むブログ (216件) を見る前々日のエントリーで、後藤和智著『おまえが若者を語るな!』につい…

宇野常寛/しゃれこうべ

ラスト・フレンズ作者: 浅野妙子,百瀬しのぶ出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2008/06/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (9件) を見るグレート生活アドベンチャー作者: 前田司郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/09メディ…

「すいか」で生きる

すいか DVD-BOX (4枚組)出版社/メーカー: バップ発売日: 2003/12/21メディア: DVD購入: 13人 クリック: 258回この商品を含むブログ (298件) を見る「終わりある日常を生きる」ということで、『すいか』をレンタルして、今、見てます。半額サービス期間中です…

平和を守るためであっても自死を認めない

戦争が遺したもの作者: 鶴見俊輔,上野千鶴子,小熊英二出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2004/03/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (90件) を見る id:leleleさんのエントリーで8月17日に朝日新聞の「二つの戦後」という記事…

ゼロアカチャンチャコ

最初、「ゼロアカ」って聞いたとき、マジにジジィのことかと思ってしまいました。 還暦を迎えたジジィが赤いちゃんちゃこでゼロから出発!そんなイメージだったのです。 全然違うのですねぇ、ああ!恥ずかしい! ♪http://jp.youtube.com/watch?v=4C6jr1IR4VM…

ダークナイトな「空の青み」(バタイユ対ヴェーユ)

空の青み (河出文庫)作者: ジョルジュ・バタイユ,伊東守男出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2004/07/02メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (22件) を見る新刊の『吉本隆明の声と言葉。』はCD&BOOKで編集構成が糸井重里なんで…

吉本隆明/声と言葉

吉本隆明の声と言葉。〜その講演を立ち聞きする74分〜 (Hobonichi books)作者: 吉本隆明,糸井重里出版社/メーカー: 東京糸井重里事務所発売日: 2008/07/18メディア: ハードカバー購入: 12人 クリック: 88回この商品を含むブログ (54件) を見る糸井重里が選ん…

「思想地図」/「αシノドス」/「ロスジェネ」

♪書店ニュース:「ジュンク堂新宿店」の「思想地図」フェアが好評につき会期延長ですねぇ、(7月13日まで) リブロ池袋店の「右見て 左見て さぁ前へ!」のコーナーも面白そう。出版業界の危機と社会構造作者: 小田光雄出版社/メーカー: 論創社発売日: 20…

言葉を撮る

そう言えば同じ青土社の出版なんだけど、デリダのDVD付き本も興味があります。マイミクさんが、レビューを書いていました。♪『言葉を撮る』 - Arisanのノート 言葉を撮る―デリダ/映画/自伝作者: ジャック・デリダ,サファー・ファティ,港道隆出版社/メーカー:…

救済としての文化(1)

無能力批評―労働と生存のエチカ作者: 杉田俊介出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 258回この商品を含むブログ (43件) を見るかって岡倉天心を嚆矢として、廃仏毀釈から文化財保護への運動、そして、今、大阪…

大澤真幸トーク(2)「NO COUNTRY FOR OLD MAN」

ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日/経済学批判要綱「序説」「資本制生産に先行する諸形態」/経済学批判「序言」/資本論第一巻初版第一章 (マルクス・コレクション)作者: カールマルクス,Karl Marx,横張誠,今村仁司,木前利秋出版社/メーカー: 筑摩書房発…

大澤真幸のトークイベント

本日、ジュンク堂大阪本店で開かれた大澤真幸のトークイベントに参加しました。『不可能性の時代』(岩波新書)と『逆接の民主主義』(角川新書)をテキストにした講演でした。レポを僕が書くとノイズが入って余計理解が遠のくかもしれないので差し控えます…

衆生(死者とともに)の倫理

衆生の倫理 (ちくま新書)作者: 石川忠司出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/04メディア: 新書購入: 2人 クリック: 77回この商品を含むブログ (18件) を見る ミクシィのマイミクさんが久しぶりに記事をアップしていたので、読んだら共振してしまい僕の記…

ポストフォーディズム

どうも、「ポストフォーディズム」の言葉自体がしっくりこないから、検索したら、上山和樹さんのアーカイブで腑に落ちることが多々ありました。 ♪2005-10-28 「最小回路」は、石川忠司の言う欲望ではない「欲動」を貫く「衆生の倫理」なのかもしれない。 本…

萱野稔人/ブログ

萱野さんのブログが更新されていましたね、半年ぶりでしょう。 http://kayano.yomone.jp/?p=10

ニヒリズムを越えて

偽満州国論 (中公文庫)作者: 武田徹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/06/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (26件) を見る武田徹が、「チベット問題」をマル激で宮台真司とゲストを招いて熱く語っている。長時間なの…

友達からはじめるしかないのです。

こちらの宮台真司新聞に僕のエントリーがリンクされていたので、批評における「エロス」と「名誉」――宇野常寛×東浩紀論争 を思わず読んだら、面白かったです。 偶々、本田透の『喪男【モダン】の哲学史』を読んだばかりなので、宮台真司新聞で取りあげられた…

若手論壇人達のメルマガ!

日本 根拠地からの問い作者: 姜尚中,中島岳志出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2008/02/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (19件) を見る鮭缶さんのトラバで知った、Synodosのサイトを覗いて、芹沢一也さんのメールマガジ…

春琴抄(谷崎潤一郎)

五体満足なら、自分の尻は自分で拭いもらいたいものです。それをも、自己責任を強制すると言われると、困ってしまう。でも、ひょっとして、こいさんなら許されるかもしれない。あ〜あ、倒錯の世界になってしまう。無償というより倒錯の贈り物を要求されると…

がんばらない人間かぁ…、

文学界 2008年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02/07メディア: 雑誌 クリック: 11回この商品を含むブログ (21件) を見る★追伸:「文学界・3月号」が売り切れらしいですね、何か嬉しい! マイミクさんから教わったのですが、赤木智弘さ…

◆JUNKU大阪連続トークセッションを再び紹介

前にも紹介しましたが、来週になりましたので、又、紹介します。 僕はどうしても都合があって参加できませんが、せめて紹介だけでもさせてもらいました。 ■講師・子安宣邦先生 第1回 宣長と日本のナショナリズム<2008年2月15日(金)18:30〜> 宣長に対す…

まだ間に合う、“the REBIRTH”

そう言えば、今日、トークイベント・『思想地図』創刊記念シンポジウム「国家・暴力・ナショナリズム」があったんですね。近くの方はこれからでも間に合うかもしれない。ウラゲツブログから、コピペ。 司会:東浩紀(東工大特任教授)、北田暁大(東大准教授…

言葉、されど、言葉

人を動かす「思考の振る舞い」について考えてしまった。 http://d.hatena.ne.jp/kazetabi/20071227/1198729569 単なる一方向の、どこかで聞いたようなメッセージではなく、 記号化された「正しさ言説」でない、発信者の思考の過程(文体)、実存が聞こえてく…

嗤って笑わない人

ミクシィ経由から知った、『新しい階級社会新しい階級闘争 』の著者橋本健二の読書&音盤日記による赤木智弘本の書評から引用。 著者は、「『企業』や富裕層、そして安定労働者は、団塊ジュニア世代を浪費しつくし、そのアガリを共有することで経済成長を死…

ケータイ小説/自分でなく世界を

ネットラジオ♪『ゲンダイモンダイ』の30回目は「ポスト個人主義を考えるのパート2」ですが、まりんさんが、リチャード・ローティの『偶然性・アイロニー・連帯』(岩波書店)をテクストに「リベラル・アイロニー」について語っている。 僕に多少なりとも…

子どもたちの言葉。

保坂和志さんのところの掲示保板のカキコで中学生の方がこちらのスピーチを紹介してくれました。ストレートに伝わる。何故、大人の言葉が説得力を持ちえなくなったのか、そんなことを考えました。(http://www.youtube.com/watch?v=C2g473JWAEg)「三十歳まで…

気になる言葉/一生懸命のいい加減さ

ミクシィでのマイミクさんからの引用ですが、僕自身の思考実験のためにエントリーします。 (1)これまでの好きな言葉 ■美的判断は倫理とは無関係である。それゆえ、美は価値判断には結びつかない。クオリアも同様です。おそらく、「美のクオリア」はありえ…

したたかと言われて久し栗をむく(中曽根康弘)

赤木コミュから、時には腹立たしく、時には考えさせられるリンクページが紹介されますが、そのうちの二つを公開します。 ◆一個1500円のマグカップでコーヒー飲みながら護憲って いうわけです。 僕は学生時代の一時期、「茶道」をやっていたわけで、どうせな…

動物化/再帰性

樫村愛子の『ネオリベラリズムの精神分析』は、哲学的リバタリアン?東浩紀の「動物化」を腑に落ちる説明をしてくれている。 [……]とりわけ「萌え」に象徴される現在の第三世代のオタクは、メタ物語(物語が意味するものについての物語、世界への問いをはら…