出版流通

出版状況クロニクル更新

小田光雄氏の月一回の「出版状況レポート 19」が更新されました。 出版状況クロニクル 僕が一番興味を持った記事は書店員の年収で、予想以上に平均年齢も高く、年収も高い。 昨夜、会った34歳の友人は電気量販店の卸し営業をしているのですが、年収40…

出版人達の声は?石井社長!

こちらの記事で知ったのですが、 http://www.geocities.jp/akashi_authors/index.html 明石書店の問題はまだ紛糾していたんだ。サプライズです。 それを受けて組合側は、会社側に対して和解を申し出たようですが、10月1日の東京都労働委員会の席上で和解を…

これも又、企業社会終焉の物語の予兆か、

追記:「モーニング・ツー」で突如連載を打ち切られた漫画家・中村珍が”排泄”する怨念の短編集『ちんまん』|日刊サイゾー 偶々、マイミクさんがミクシィで「中村珍」について書いていて、別のマイミクさんのコメントで又、「中村珍」が登場したので、「中村…

書店人達の証言

小田光雄が今泉正光にこんなメッセージを発信している。 なんとか受信して欲しいですねぇ。 リブロと小川道明 - 出版・読書メモランダム 小川と田口の二冊に、リブロのイメージはかなり立体的に描かれているが、やはりもう一人のキーパーソンである今泉正光…

「出版状況クロニクル 18」更新

小田光雄の出版状況クロニクル 18 (2009年9月26日〜10月25日)が更新されています。今回は4番で、図書館について言及している。図書館の情報はなかなか入らないので引用コピペします。 4. 『出版ニュース』(9/下)に、カリフォルニア大学バークリー校東ア…

松丸本舗

10年近く上京していなかったのですが、11月14日、15日の一泊二日の予定で、東京、千葉、横浜あたりを徘徊するつもりです。 別のスケジュールを立てていたのに、松岡正剛の記事を読むと、丸善オアゾ丸の内本店の4階に展開する松丸本舗を覗きたくなり…

小田光雄のブログ記事に反応して

小田光雄の『キディランドと橋立孝一郎』がアップされたので、少し僕なりに僕の文責として補記します。 橋立の挫折は、昭和四十四年十一月の阪急三番街三百四十有余坪の出店が、キディランドの資金回転を狂わせ、経営の悪化を招き、問屋筋から、会社更生法適…

小田光雄の「出版・読書メモランダム」にシンクロして

須賀敦子―霧のむこうに (KAWADE夢ムック)出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1998/11/01メディア: ムック クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見る小田さんが、出版・読書メモランダムで、丸山猛と須賀敦子について書いている。 僕についてちょ…

活字はどこへゆく

部屋の掃除をしていたら週刊金曜日(2002.3.8/402号)の座談会記事「出版取次 『鈴木書店の倒産が語るもの』 活字はどこへゆく」のスクラップがあったので、引用してみます。 座談会のメンバーは鎌垣英人(大阪屋)、菊地泰博(現代書館)、田口久美子(ジュ…

「椀伏せ」の動画

id:beniyaさん経由で知りました。 http://d.hatena.ne.jp/beniya/20091005 TOKYO MX *TOKYO MX NEWS 古書・古本屋業界は色んな仕掛けをしますね。 椀伏せって緊迫感がありますね。 id:okatakeさんが、司会進行役です。 大役終えて - okatakeの日記

番頭さん、店長さん

特選!!米朝落語全集 第七集 [DVD]出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN発売日: 2002/10/17メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見る桂米朝『百年目』の旦那、番頭さんはいいねぇ。 その1http://www.nicovideo.jp/watch/sm428606 その2http://www.youtu…

「本と雑誌」出会いのリテラシー

小田光雄氏の更新された僕宛のエントリーを拝読しました。 ご丁寧な気配りのきいた記事でありながら、言うべきことは厳しくおっしゃっているので、在野のポジションから出版流通のご意見番に相応しい小田さんだと思いました。ありがとうございました。m(__)m…

本をかざしてムーンリバー

夕方、はまちの刺身を近所のお年寄りにお裾分けする。帰りに見事な満月が天空にあった。ちょうど昼間、手嶌葵のyoutubeを視聴していたら、「ムーンリバー」を唄っていて、動画の中でもやはり満月が天空にあった。 夕食後、自治会の幹事会に出席する。白ばら…

ある書店人

柴野京子の『書棚と平台』を再読しています。 それと関連して大阪の「エル・ライブラリー」に寄贈したポプラ社が編集・制作した非売品『風 橋立孝一郎の奇跡』(発行者橋立久枝)を借り出してぱらぱらめくっています。 僕のいた本屋の取次はトーハンで、倒産…

本屋さん、新聞屋さん、

前日、新聞専売所について書きましたが、「出版流通クロニクル 17」で小田さんは五木寛之の単行本『親鸞』を新聞販売店ルートでも販売することになると書いている。 新聞のメディア環境も「記者クラブ開放」と言い、潮目に入ったのでしょうか。 20. 五木寛…

メディアとしての出版流通

先日、小田光雄さんの論考が掲載されていた2000年の図書新聞のスクラップから続けて引用するつもりでしたが、それより、「出版クロニクル 17」をじっくりと読みたいので、引用をやめます。論創社版『出版業界はいかにして消えていくか』で読んで下さい…

出版社と書店はいかにして消えていくか

前日、小田光雄の図書新聞講演テキストをコピペ引用していましたが、小田さんからの指摘で論創社版『出版社と書店はいかにして消えていくか』に収録されているとのことです。 僕は「ぱる出版1999年版」のものしか読んでいなかったので、気がつきませんでした…

小田光雄の「検証・近代出版流通システムの臨界点」(2000年8月5日)

♪ニッポンの思想/書棚と平台 - 葉っぱのBlog「終わりある日常」 こちらの出版流通に関するエントリーの続きになるのですが、 スクラップを整理していたら、2000年8月5日付け「図書新聞2496号」に掲載された小田光雄の記録 小田光雄氏が語る「検証…

(1)【出版社・取次・書店という近代出版流通システム】

出版社・取次・書店という近代出版流通システムは明治二十年代から始まります。明治二十年に博文館が創業して、そこで『日本大家論集』というアンソロジーを出します。この時代にあったのは、大体新聞取次を専門とする取次会社で、書籍を扱っているのは二、…

ニッポンの思想/書棚と平台

Life番外編「『ニッポンの思想』をめぐって」 - 文化系トークラジオ Life 出演:斎藤哲也、佐々木敦、仲俣暁生、charlie(鈴木謙介) ゲスト:小林浩(月曜社、ウラゲツ☆ブログ) (Part1)http://www.tbsradio.jp/life/2009/09/life_28.html (Part2)http:…

「とみきち屋」でござ〜い

書棚と平台―出版流通というメディア作者: 柴野京子出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2009/07/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 193回この商品を含むブログ (36件) を見る今日は「第3回 鬼子母神通り みちくさ市」なんですね。猫の「とみきち」さんが…

「ジャパニーズブックダム」とは?

大阪社会労働運動史〈第8巻〉転換期作者: 大阪社会労働運動史編集委員会出版社/メーカー: 大阪社会運動協会発売日: 2000/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る◆もう時期、第9巻の発刊が近づいています 「知ったかぶり週報さん」経由で、ポ…

小田光雄のレビュー柴野京子著『書棚と平台』

書棚と平台―出版流通というメディア作者: 柴野京子出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2009/07/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 193回この商品を含むブログ (36件) を見る♪http://d.hatena.ne.jp/beniya/20090901経由で、小田光雄の更新された「出版状…

書店をディレクションする幅充孝

彼も就職氷河期世代だと思うけれど、元気がいいねぇ。かような仕掛け人が再販制度、委託制度の護送船団出版流通システムを溶解していくのだろうねぇ。彼自身はそのような出版流通革命を起こすような大仰なメッセージ性を発信しているわけではなく、ただ単に…

下鴨納涼古本まつり

さかしま (1966年) (世界異端の文学〈4〉)作者: J.K.Huysmans,澁澤龍彦出版社/メーカー: 桃源社発売日: 1966メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る久しぶりに毎年行われている「下鴨神社 糺の森」の下鴨納涼古本まつりを覗いてきました。 もう第二十…

平岡正明/神戸古書倶楽部

ヨコハマ浄夜作者: 平岡正明出版社/メーカー: 愛育社発売日: 2007/10/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る神戸・「人と防災未来センター」の社会見学が終えて自由行動で元町商店街の複数の古書店が共同で運営している『神戸…

小田光雄の出版状況クロニクル更新

出版状況クロニクル 14 (2009年5月26日〜6月25日)が更新されましたね。 ネットの公共空間における図書館の役割も大事です。 ディプロ2009-3 - La bibliotheque universelle, de Voltaire a Google 「出版社」/「出版流通」(取次・書店)/「図書館」/「グ…

小田光雄/出版クロニクル13

出版状況クロニクルが更新されましたね。 今回は前回に増して長文です。出版流通業界に関しては小田光雄さんのこのクロニクルを読めばグーグルマップのように、俯瞰も出来るし、ピンポイント接近の道標にもなる。 今回は珍しく、新作の翻訳本を紹介してくれ…

「文化的成熟」というコトバを使いたくないんだけれど、

ニュース速報:盧前大統領が死亡、自殺か…警察が確認中 | Joongang Ilbo | 中央日報「盧前大統領が死亡、自殺か…警察が確認中」 ◆音羽、一橋はブックオフで何をしようとしているのか - 葉っぱのBlog「終わりある日常」からの続き…、 ◇編集集団140Bブログの h…

音羽、一橋はブックオフで何をしようとしているのか

id:beniyaさん経由で知った公取委員会平成21年5月13日付 事務総長定例会見記録の「質疑応答」でのやりとりは、出版流通市場をどう見るかと言う紙媒体だけではないネット上のコンテンツまでもカウントして、 未来まで見渡した松岡正剛の言う「意味の市場」ま…